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日本薬学会九州山口支部大会

第38回日本薬学会九州山口支部大会開催のご報告とお礼

2021年11月13日(土)に開催しました第38回日本薬学会九州山口支部大会では格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。本大会は、熊本大学薬学部が担当し、Zoomウェビナー形式で開催しました。参加者各位のご協力により、すべて滞りなく進行させることができましたことを、事務局を代表して心よりお礼申し上げます。

大会の参加者は合計418名(そのうち、学生の参加者は242名)、一般講演の演題数は129題であり、盛会裡に終了することができました。また、会頭講演ならびに若手奨励賞講演を例年とは異なる形式で行わせていだだきました。本大会では、「感染症と闘う薬学研究の最前線」というテーマで特別講演(シンポジウム)を企画し、日本薬学会会頭の佐々木 茂貴 先生をはじめとして、全て九州山口地区に所縁のある感染症関連の研究等でご活躍中の5名の先生方にシンポジストとして、最先端の研究成果をご講演いただきました。本支部大会のプラットフォームはConfit(コンフィット)のシステムを利用し、一般講演ならびに特別講演はウェビナー形式で開催し、研究発表や討論が活発になされました。一方、若手奨励賞講演に関しましては、昨年度2名と本年度4名の受賞された先生方の研究成果を特定期間オンデマンド形式で配信いたしました(配信期間:2021年11月10日(水)から11月21日(日)まで)。

また、本大会の優秀発表賞は、その応募資格として、年齢制限と研究室単位で優秀発表賞のエントリー数の制限を設けなかったことから、合計93演題もの応募があり、77名の審査員の先生方による厳正な審査が行われました。審査結果は、後日、本ページで公開する予定です。

最後に、本大会開催にあたりご尽力くださいました皆様に心より感謝申し上げます。今後とも九州山口支部の活動にご高配を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

日本薬学会九州山口支部 支部長
熊本大学大学院生命科学研究部 森岡 弘志

第38回日本薬学会九州山口支部大会優秀発表賞受賞者(演題番号順、敬称略)

【医療系薬学】
内山 瑳和子(九州大学大学院薬学府)
「ストレス誘発性鎮痛におけるノルアドレナリンシグナルの関与」
安田 健吾(熊本大学大学院薬学教育部)
「肝マクロファージを標的としたレドックス応答性ナノラジカルスカベンジャーの開発と肝疾患治療への応用」
近松 翔馬(熊本大学大学院薬学教育部)
「小腸透過環状ペプチド共投与法を用いたインスリンの経口投与法の改良」
友清 大樹(九州大学大学院薬学府)
「COVID-19重症化機構の解明及び予防・治療を目指した グリーンファルマ研究」
近藤 亜美(熊本大学薬学部)
「糖尿病患者の動脈硬化と酸化ストレスに対するALDH2遺伝子多型の性別依存的な影響に関する臨床研究」
【生物系薬学】
中村 典華(熊本大学大学院薬学教育部)
「転写因子NFAT5は胎仔心臓発生に不可欠である」
岡崎 匡(熊本大学薬学部)
「熱安定性の高い一本鎖抗体の論理的設計 ~分子動力学法に基づく柔軟な領域の特定およびその抑制~」
亀澤 世奈(熊本大学大学院薬学教育部)
「合理的設計に基づく高親和性環状scFvの作製」
稲田 祐貴(熊本大学大学院薬学教育部)
「レドックス環境変化によるATTRアミロイドーシス発症制御機構の解明」
【化学系薬学】
坂田 淳(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科)
「アンサマイシン系天然物サイトトリエニンAの合成研究」
久保田 健斗(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科)
「海産天然物ギムノジミンの合成研究」
山根 太輝(九州大学大学院薬学府)
「CFA基を用いたSARS-CoV-2メインプロテアーゼ阻害剤の開発」
津崎 まりな(熊本大学大学院薬学教育部)
「極めて温和な条件下で進行する芳香環上での求核的ハロゲン置換反応の基質適用範囲拡大に向けた検討」
貞廣 優作(熊本大学大学院薬学教育部)
「Colletofragarone A2による変異型p53の分解誘導のメカニズムに関する研究」
壹岐 美里(長崎大学薬学部)
「エラジタンニンpunicafolinおよびmacaranganinの立体配座解析」
【物理・環境系薬学】
城臺 更(九州大学大学院薬学府)
「光誘発性網膜障害における脂質過酸化反応抑制剤の網膜保護効果」
斎元 祐真(九州大学大学院薬学府)
「リソソームにおける脂質過酸化反応がフェロトーシス誘導を亢進する」
岡部 航太郎(熊本大学大学院薬学教育部)
「MUTYHとPCNAによる酸化損傷DNA修復機構の構造生物学的研究」

第38回日本薬学会九州山口支部大会 開催概要
日時:2021年11月13日(土)
会場:WEB 開催
開催形式:ZOOMウェビナー

参加登録をされた方は、下記をクリックして、支部大会にご参加ください。
プログラムのタイムテーブルや要旨はこちらでご覧いただけます(参加登録者のみ)。

Web抄録プログラム

演題受付 2021年8月2日(月)~9月10日(金) 9月17日(金)までに延長しました。

参加受付 2021年9月15日(水)~10月31日(日)厳守

※演題受付並びに参加受付の方法等の詳細は、ページ下方の■参加申し込み■一般講演申込・優秀発表賞エントリー方法をそれぞれご覧ください。

  • 1.シンポジウム:ライブ講演・討議
  • 2.一般講演:口頭発表(発表形式の詳細については、後日、当サイトで公表します)
    4領域(①医療系薬学、②生物系薬学、③化学系薬学、④物理・環境系薬学)で、それぞれ2会場を開設する予定。
【シンポジウム】11:00~14:00
テーマ:感染症と闘う薬学研究の最前線
演者:佐々木 茂貴 先生(日本薬学会 会頭、長崎国際大学薬学部 教授)
「演題:ウイルス性疾患と核酸医薬」
演者:松下 修三 先生(熊本大学ヒトレトロウイルス学共同研究センター センター長(特任教授))
「演題:中和モノクローナル抗体を用いた新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) 治療法の開発」
演者:前仲 勝実 先生(北海道大学薬学研究院創薬科学部門生体分子機能学研究室 教授)
「演題:北大創薬センターの新型コロナウイルス治療薬開発の現状と展望」
演者:南保 明日香 先生(長崎大学感染症共同研究拠点感染病態研究分野 教授)
「演題:エボラウイルス感染機構の分子基盤と治療薬創出に向けた取り組み」
演者:三隅 将吾 先生(熊本大学大学院生命科学研究部附属グローバル天然物科学研究センター 教授)
「演題:M細胞分化誘導法の開発と粘膜ワクチン開発」
【一般講演】9:00~11:00、14:00~18:00
演題は、以下の4領域(①医療系薬学、②生物系薬学、③化学系薬学、④物理・環境系薬学)で
募集します。
 発表形式
口頭発表:発表形式の詳細については、後日、当サイトにて公表します。
 発表時間
発表8分、討論5分
 演題受付 演題受付は締め切りました。
8月2日(月)~9月10日(金)
9月17日(金)23時59分までに延長しました。
 優秀発表賞応募資格
学部生・大学院生(年齢制限なし)

■参加申し込み

オンラインでの参加登録となります。

受付開始:2021年9月15日(水)
受付締切:2021年10月31日(日)厳守
参加費支払い期限:2021年10月31日(日)
参加費 一般(会員)2,000円、一般(非会員)5,000円、学生・院生 無料

以下のボタンより参加申し込みをお願いします(受付期間:9月15日(水)~10月31日(日))。

※本大会はオンライン開催のため、参加証は発行いたしません。

■一般講演および優秀発表賞の概要

一般講演
次の4領域で一般講演を募集します。
1.医療系薬学 2.生物系薬学 3.化学系薬学 4.物理・環境系薬学
発表者のうち、1名は必ず日本薬学会会員であることを要します。

優秀発表賞
一般講演の中から、学部生・大学院生の発表を対象として選考し、表彰します。一般講演申込と同時にエントリーしていただきます。※研究室単位での人数制限はありません。

■一般講演申込・優秀発表賞エントリー方法

<演題登録内容>
インターネットによるオンライン登録となります。

<一般講演要旨原稿作成>
「一般講演要旨ひな形」をダウンロードし原稿を作成してください。
原稿はPDF形式で保存したものをオンライン登録システムにてアップロードしていただきます。PDFファイルに文字化けの無いことをご確認ください。
講演要旨PDFのファイル名は「【要旨】領域 大学名 演者名」としてください。

以下の要領で原稿を作成してください。

用 紙:
A4版用紙1枚(字数制限はありません)。
余 白:
左右2.5 cm、上 3.0 cm、下 4.0 cm
左上に縦 2.5 cm、横 2.5 cm以上の余白を設けてください。その右側が演題名、所属、氏名の欄となります。
演題名:
一番上に14ポイントのゴシック体フォントで、全角70文字(半角140文字)以内で記入してください。
所 属:
演題名から1行あけ、「□□薬大」、「△△大・院薬」、「○○大・病院薬」など略称を用い、12ポイントのゴシック体フォントで所属名を記入してください。
※所属が複数ある場合は、上付きの数字を各所属の右肩に付してください。カッコは不要です。
氏 名:
所属の次の行に、12ポイントのゴシック体フォントで氏名を記入してください。
演者に○印を付けてください。
※所属が複数ある場合は、氏名の右肩に上付き数字で所属の番号を明記してください。
本 文:
氏名から1行あけ、目的、方法、結果、考察の順に、12ポイントの明朝体フォントで本文を記入してください。方法、結果、考察を一緒にまとめても結構です。参考文献等は最後にまとめて記入してください。
図 表:
図表を記載する場合には、印字範囲からはみ出さないように作成してください。要旨集には縮小されずにそのまま印刷されます。
要旨集の発行日(大会の約2週間前)が発明の公開日となります。

<演題登録システム>
以下のボタンより演題登録をお願いします。

演題登録は締め切りました。

演題の受領通知
演題登録完了後、ご入力いただいたE-mailアドレスまで受領通知を送信いたします。 登録後、1日経過しても受領メールが届かない場合は、登録が完了していない可能性がありますので、必ず演題募集期間中に下記事務局までメールにてご連絡ください。

登録演題の確認・修正・削除
登録内容の修正は、演題募集期間中、何度でも可能です。
演題募集期間中の演題の削除(取下げ)の場合は、事務局へご連絡ください。

演題採択通知
2021年10月上旬頃までに、演題登録時にご入力いただいたE-mailアドレスまで採択通知を送信いたします。なお、演題採択や演題発表日時については事務局にご一任ください。

個人情報の取扱いについて
演題登録にて収集いたしました情報は、事務局からのお問い合せ、抄録集やホームページへの掲載等、日本薬学会九州山口支部の運営目的以外での使用はいたしません。また、ご登録いただいた個人情報は、必要なセキュリティー対策を講じ厳重に管理いたします。

■優秀発表賞エントリー希望の演者へのお知らせ

九州山口支部大会優秀発表賞にエントリー希望の演者は、対象基準を十分にご確認の上、ご自身の演題登録の際に、以下の点にご注意いただいて登録ください。

注意事項

  • (1) 学部生・大学院生であれば、どなたでもエントリーできます(年齢制限なし)。
  • (2) 今年度は、研究室単位で優秀発表賞のエントリー数を制限しませんので、各研究室で複数の演題をエントリーして構いません。
  • (3) 審査員は、1.発表内容の新規性/学術的価値、2.発表方法/態度、3.質疑応答の態度、を総合的に評価いたします。
  • (4) 今年度はWEB開催のため優秀発表賞の表彰式は行いません。優秀発表賞の選出者はHPで公表し、選出された方には、表彰状を送付させていただきます。
  • (5) 優秀発表賞に関する追加連絡がある場合、本ページ上で行ないますので随時ご確認ください。

■主催

日本薬学会九州山口支部

■支部大会に関する問合せ・連絡先

〒862-0973
熊本県熊本市中央区大江本町5-1 熊本大学薬学部内
日本薬学会九州山口支部 2021年度事務局
編集幹事 猿渡 淳二
E-mail:yakushibu2021@seimeibunseki.org