九州山口支部大会

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日本薬学会九州山口支部大会

第39回 日本薬学会九州山口支部大会開催のご報告とお礼

令和4年11月19~20日、長崎国際大学において第39回日本薬学会九州山口支部大会を開催しました。日本薬学会の指針に従い、理事会の承認を受け、今回の支部大会を3年ぶりの対面開催としました。今年度をコロナ禍から通常の研究生活へ戻る過程と位置付けて支部活動を行ってきた一環でした。

多くの方々のご支援とご協力により、91件の一般講演、283名の参加登録者を得て盛会裡に終了することができました。初日の一般講演では、研究発表や討論が活発になされました。初日夕方には、令和4年度学術奨励賞受賞者4名による受賞講演がありました。2日目には「基礎科学から創薬へ」と題した特別講演会を開催しました。アカデミアから長崎大学の山吉 麻子先生、企業から小野薬品工業の今川 昭先生のお二人だけに講演者を絞りました。発表者の研究哲学まで含めた内容を拝聴するためでした。それぞれの立場から創薬を念頭に置いた興味深い講演でした。2日目、学術奨励賞の表彰が第68回日本薬学会九州山口支部総会の席で行われました。また、優秀発表賞は、エントリー64件について審査を行い、8件の受賞者が、総会において表彰されました。

大変残念なことがひとつありました。コロナ禍のため、懇親会を開催できなかったことです。9年前の長崎国際大学を会場とした支部大会では、ハウステンボスでの懇親会に378名もの参加があり、活発な議論と交流の場となりました。日常を取り戻し、会員の皆さんの意見交換と親交の場である懇親会をもう一度開催できるようにしたいとの思いを強くしました。

終わりに、本大会開催にあたりご尽力くださいました皆様に心より感謝申し上げます。今後とも九州山口支部の活動にご高配を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

令和4年度
日本薬学会九州山口支部
支部長 山口 泰史

第39回日本薬学会九州山口支部大会優秀発表賞受賞者(敬称略)

【医療系薬学】
米丸 興(熊本大薬)
「CYLD 発現の消失・悪性化メカニズムに基づく予後不良口腔癌患者への新規治療戦略」
北川 陽也(九州大院薬)
「慢性腎臓病(CKD)誘発性認知機能障害の改善を目指した治療薬の探索」
【生物系薬学】
石丸 和佳(九州大院薬)
「マクロファージの分化における新規炎症関連因子 NPIP の機能解析」
福山 絢美(熊本大院薬)
「嚢胞性線維症における抗炎症タンパク質 SIGIRR のスプライスバリアントの発現・機能解析」
【化学系薬学】
江口 桃菜(九大院薬)
「糖骨格をアミノ酸ユニットとする環状ペプチドの合成研究」
前田 梨紗(九大院薬)
「3 位修飾型DANA 誘導体の合成とシアリダーゼ阻害活性評価」
井上 拓海(長崎大院医歯薬)
「ブロモカチオン源としてMgBr2を用いた第二級アルコールの電気化学的酸化反応」
【物理・環境系薬学】
森 亮太(九大院薬)
「光誘発性網膜障害に対する脂質過酸化反応抑制剤 Xの抑制効果」

第39回日本薬学会九州山口支部大会 開催概要
日時:2022年11月19日(土)~ 20日(日)
会場:長崎国際大学
主催:日本薬学会九州山口支部
開催形式:対面形式

※本支部大会は、日本薬学会理事会の承認を受け、対面で開催されます。

  • 1.特別講演
  • 2.一般講演:口頭発表(発表形式の詳細については、後日、当サイトで公表します)
    4領域(①医療系薬学、②生物系薬学、③化学系薬学、④物理・環境系薬学)で、それぞれ2会場を開設する予定(演題数次第で調整する)。
【一般講演】19日(土)12:00~17:20
演題は、以下の4領域(①医療系薬学、②生物系薬学、③化学系薬学、④物理・環境系薬学)で募集します。
 発表形式
口頭発表:発表方法の詳細については、後日、当サイトにて公表します。
本支部大会は、日本薬学会理事会の承認を受け、対面で開催されます。
 発表時間
一般演題:発表10分、討論2分 (予定)
優秀発表賞応募演題:発表9分、討論3分 (予定)
 演題受付
9月2日(金)~9月16日(金)
※ 九州山口支部会の活性化を図るために,一般講演の発表の中から優秀発表賞を設けています。
  詳しくは下の「優秀発表賞」をご確認ください。
【学術奨励賞受賞講演】19日(土)17:30~18:00
学術奨励賞の応募の詳細は、各事業所の幹事にお問い合わせください。
学術奨励賞応募締切は、9月9日(金)です。
【総会・表彰式】20日(日)9:00~9:40
【特別講演】20日(日)9:50~12:00
テーマ 「基礎科学から創薬へ」
特別講演①
「エクソソーム表面抗原を利用した新しい創薬モダリティと物質共生学の構築」
山吉 麻子 (長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 教授)
特別講演②
「製薬企業における創薬研究」
今川 昭 (小野薬品工業株式会社 創薬ケミストリー研究部 部長)

■第39回日本薬学会九州山口支部大会へ参加される皆様へ

プログラム表および要旨集は以下のリンクからダウンロードしてください。
ファイルにはパスワードがかかっています。パスワードは発表者・各事業所幹事にお知らせしていますので、お問い合わせください。
紙媒体の配布はありません。

プログラム表
要旨集(全部)
要旨集(特別講演・受賞講演)
要旨集(医療系・生物系)
要旨集(化学系・物理環境系)

【ご注意】
  • パスワードは参加登録者に付与したものですので、参加登録者以外の人には教えないでください。
  • 講演要旨の全部あるいは一部の公開・二次利用、および複製・再配布の一切の行為を禁じます。

■事前参加申し込み

各事業所代表幹事に9月下旬頃申込書を送付します。

受付開始:令和4年9月中旬(予定)
受付締切:令和4年10月14日(金)
振込期限:令和4年10月21日(金)
参加費:一般2,000円、学生・院生500円
※11月19日(土)の一般講演および20日(日)の特別講演の終了後、会場からハウステンボス駅・早岐駅・佐世保駅まで無料バスを運行する予定です。事前参加申し込みの際に、バス利用の希望調査を行います。

■一般講演および優秀発表賞の概要

一般講演
次の4領域で一般講演を募集します。
1.医療系薬学 2.生物系薬学 3.化学系薬学 4.物理・環境系薬学
発表者のうち、1名は必ず日本薬学会会員であることを要します。

優秀発表賞
一般講演の中から、学部生・大学院生(年齢制限なし)の発表を対象として選考し、表彰します。一般講演申込と同時にエントリーしていただきます。※研究室単位での人数制限はありません。

■一般講演申込・優秀発表賞エントリー方法

<演題登録方法>
当サイトからのオンライン登録となります。

<演題登録期間>
9月2日(金)~ 9月16日(金) 9月20日(火)18:00(再延長はありません)
演題受付を終了しました

<一般講演要旨原稿作成>
「一般講演要旨ひな形」をダウンロードし原稿を作成してください。
原稿はPDF形式で保存したものをオンライン登録システムにてアップロードしていただきます。PDFファイルに文字化けの無いことをご確認ください。
講演要旨PDFのファイル名は「【要旨】領域 大学名 演者名」としてください。

以下の要領で原稿を作成してください。

用 紙:
A4版用紙1枚(字数制限はありません)。
余 白:
左右2.5 cm、上 3.0 cm、下 4.0 cm
左上に縦 2.5 cm、横 2.5 cm以上の余白を設けてください。その右側が演題名、所属、氏名の欄となります。
演題名:
一番上に14ポイントのゴシック体フォントで演題名を記入してください。
所 属:
演題名から1行あけ、「□□薬大」、「△△大・院薬」、「○○大・病院薬」など略称を用い、12ポイントのゴシック体フォントで所属名を記入してください。
※所属が複数ある場合は、上付きの数字を各所属の右肩に付してください。カッコは不要です。
氏 名:
所属の次の行に、12ポイントのゴシック体フォントで氏名を記入してください。
演者に○印を付けてください。
※所属が複数ある場合は、氏名の右肩に上付き数字で所属の番号を明記してください。
本 文:
氏名から1行あけ、目的、方法、結果、考察の順に、12ポイントの明朝体フォントで本文を記入してください。方法、結果、考察を一緒にまとめても結構です。参考文献等は最後にまとめて記入してください。
図 表:
図表を記載する場合には、印字範囲からはみ出さないように作成してください。要旨集には縮小されずにそのまま印刷されます。

要旨集の発行日(大会の約2週間前)が発明の公開日となります。

<演題登録システム>

現在、演題受付中です。
演題受付を終了しました。

演題の受領通知
演題登録完了後、ご入力いただいたE-mailアドレスまで受領通知を送信いたします。 登録後、1日経過しても受領メールが届かない場合は、登録が完了していない可能性がありますので、必ず演題募集期間中に下記事務局までメールにてご連絡ください。

登録演題の確認・修正・削除
登録内容の修正は、演題募集期間中、何度でも可能です。
演題募集期間中の演題の削除(取下げ)の場合は、事務局へご連絡ください。

演題採択通知
2022年10月上旬頃までに、演題登録時にご入力いただいたE-mailアドレスまで採択通知を送信いたします。なお、演題採択や演題発表日時については事務局にご一任ください。

個人情報の取扱いについて
演題登録にて収集いたしました情報は、事務局からのお問い合せ、抄録集やホームページへの掲載等、日本薬学会九州山口支部の運営目的以外での使用はいたしません。また、ご登録いただいた個人情報は、必要なセキュリティー対策を講じ厳重に管理いたします。

■優秀発表賞エントリー希望の演者へのお知らせ

九州山口支部大会優秀発表賞にエントリー希望の演者は、対象基準を十分にご確認の上、ご自身の演題登録の際に、以下の点にご注意いただいて登録ください。

注意事項

  • (1) 学部生・大学院生であれば、どなたでもエントリーできます(年齢制限なし)。
  • (2) 今年度は、研究室単位で優秀発表賞のエントリー数を制限しませんので、各研究室で複数の演題をエントリーして構いません。
  • (3) 審査員は、発表内容の新規性/学術的価値、発表方法/態度、質疑応答の態度を総合的に評価します。
  • (4) 11月20日(日)の総会後に、優秀発表賞の発表および表彰式を行います。優秀発表賞にエントリーした演者は、必ずご出席ください。
  • (5) 優秀発表賞に関する追加連絡がある場合、本ページ上で行ないますので随時ご確認ください。

■日本薬剤師研修センター認定薬剤師制度PECSによる単位取得について

第39回日本薬学会九州山口支部大会は、日本薬剤師研修センター認定の研修会 3単位 が取得できます。

大会当日は、下記を必ず持参してください。

  • 本人確認ができるもの(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードいずれか)
  • 薬剤師研修・認定電子システム(PECS)に登録後に得られるQRコード(印刷したもの)
  1. 参加される方は、日本薬剤師研修センターのホームページから薬剤師研修・認定電子システム(PECS)の登録をお願いします。登録されていない方は、受講しても単位が付与できませんのでご注意ください。
  2. 参加される方は、PECS登録で交付される本人確認票(QRコード)を印刷(QRコード全体が鮮明に印刷されていること)して持参し、両日とも、受講前後の必ず2回、「研修センター単位取得受付」(薬学部ロビー)のQRコード読み取り機に読み取らせてください。その際に、身分証明書により本人確認させて頂きます。
  3. 参加される方は、支部大会の参加申込が必要です。各事業所代表幹事から事前参加申込が可能です。また、当日受付も可能ですので、当日参加の方は、「総合受付」(薬学部ロビー)にお越しください。参加費は、一般2,000円になります。
注1)
スマートフォンなどに取り込んだQRコードも使用できますが、不具合で読み取れなかった場合、本人の責任となり単位は付与されません。
注2)
QRコードをお忘れの際には、単位は付与できません。

11月19日(土) 2単位

開始時受付時間:12:00~13:00
 一般講演・学術奨励賞受賞講演
終了時受付17:30~18:30

11月20日(日) 1単位

開始時受付時間:8:00~9:50
 特別講演
終了時受付時間:12:00~13:00

PECS(薬剤師研修・認定電子システム)について
https://www.jpec.or.jp/sien/system/index.html

日本薬剤師研修センター単位取得に関する問い合わせ先
日本薬学会九州山口支部 2022年度事務局
E-mail:yakushibu2022@niu.ac.jp

■支部大会に関する問合せ・連絡先

〒859-3298
長崎県佐世保市ハウステンボス町2825-7
長崎国際大学薬学部内
日本薬学会九州山口支部 2022年度事務局
編集幹事 山田 耕平
E-mail:yakushibu2022@niu.ac.jp