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日本薬学会九州山口支部大会

第42回日本薬学会九州山口支部大会開催のご報告とお礼

第42回日本薬学会九州山口支部大会を2025年11月15日(土)と16日(日)に長崎大学文教地区で開催し、盛会のうちに終了いたしました。参加者各位のご協力により、滞りなく進行できましたことを、事務局を代表して心よりお礼申し上げます。

本大会の参加者は合計413名で、コロナ禍前の長崎大学での前回開催(2019年第36回369名)を超えました。一般演題数は134演題(口頭102演題、ポスター32演題)で、こちらもコロナ禍前とほぼ同等となりました。初日夜に長崎大学生協で開催された情報交換会には147名の方々にご参加いただき大盛況でした。2日間にわたって行われた一般講演では、研究発表や討論が活発に行われました。特に、2日目午前のポスター発表の盛況は特筆すべきで、学部学生の薬学研究への意欲向上が期待されます。一般講演の中でエントリー頂いた大学院生・学部学生の中から15名(口頭部門11名、ポスター部門4名)の学生が優秀発表賞に選ばれました。このことにつきましては、朝早くから審査にご協力いただいた多くの先生方に心よりお礼申し上げます。

初日午後には、本年度学術奨励賞を受賞された4名の若手教員による受賞講演があり、その後に川上 純 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科長による特別講演「臨床研究医として取り組む免疫介在性難病の治療法と治療薬の開発」、石井 伊都子 日本薬学会 会頭には、「薬は社会を繋ぐ ―今を整え、未来を創る薬学研究―」の会頭講演を賜りました。さらに、2日目の特別シンポジウムでは、「ダイバーシティ推進による未来型創薬研究」のテーマで若手女性研究者5名にご講演いただきました。

終わりに、本大会開催にあたりご尽力くださいました各事業所幹事の皆様、演者・座長の皆様、そして大会スタッフおよび学生アルバイト・ボランティアに心より感謝申し上げます。今後とも九州山口支部の活動にご高配を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

令和7年度 日本薬学会九州山口支部
支 部 長 西田  孝洋
庶務幹事 栗山  正巳
庶務幹事 金子  雅幸
会計幹事 安孫子 ユミ
編集幹事 麓  伸太郎

第42回日本薬学会九州山口支部大会優秀発表賞受賞者(敬称略)

■口頭発表の部
【医療系薬学】
福田 涼(熊本大院薬)
「リンパ節のがん免疫制御因子CD169陽性マクロファージを標的とした新規インターフェロン製剤の開発」
西野入 彩乃(熊本大院薬)
「MASLD病態進展におけるヘパトカインα1-酸性糖蛋白質の機能解明と治療薬としての有用性評価」
下敷領 秀輝(九州大院薬)
「ヒト膵臓がん細胞株における時計関連遺伝子X(CGX)を介したがん幹細胞性維持機構の解析」
【生物系薬学】
安武 多恵(熊本大院薬)
「HIV-1による宿主代謝のハイジャックと解糖系酵素を介した複製制御機構の解明」
栗野 陽平(九州大院薬)
「自発痛および痛覚過敏を誘発する脳内神経集団の同定」
佐々木 康樹(熊本大院薬)
「血液脳関門透過性環状ペプチド融合モノクローナル抗体のin vitro特性解析」
【化学系薬学】
片山 祐菜(長崎大院医歯薬)
「抗腫瘍性天然物アンフィジノリドLの合成研究」
西田 優希(九州大院薬)
「炭素連結型GM3を基盤とする“Tail修飾型”蛍光プローブの開発」
奥野 響希(九州大院薬)
「シアノ反応性複素環を導入した GLS1に対する共有結合阻害剤の開発」
【物理・環境系薬学】
廣保 郁(九州大院薬)
「酸化脂質由来アルデヒドによるホスファチジルエタノールアミン修飾体のLC-MS/MS解析」
久貞 孝太(九州大院薬)
「極性調節による細胞内滞留性の向上による高感度β酸化蛍光プローブの開発」
■ポスター発表の部
田之上 拓弥(熊本大薬)
「自己集合型ペプチドリンカーを用いた環状scFvを構成ユニットとするBiTE抗体の開発」
高山 理紅(長崎大薬)
「集束超音波によるBBBオープニングを利用したIL-12 mRNAの脳内送達と同所性脳腫瘍モデルでの治療効果検証」
木口 茜理(長崎大薬)
「低強度超音波照射と対流強化薬剤送達法を利用した脳実質への広範囲薬物送達」
亀岡 昇永(熊本大薬)
「血液脳関門透過性環状ペプチドを融合したモノクローナル抗体のマウスにおける脳移行性と脳内分布の解明」

第42回 日本薬学会九州山口支部大会 開催概要
日時:2025年11月15日(土)~16日(日)
会場:長崎大学文教キャンパス・薬学部(長崎市文教町1−14)
   (アクセスマップ
主催:日本薬学会九州山口支部

  1. 会頭講演
  2. 特別講演
  3. 学術奨励賞受賞講演
  4. 一般講演(優秀発表賞エントリー演題も含む)
    口頭発表およびポスター発表
    4領域(①医療系薬学、②生物系薬学、③化学系薬学、④物理・環境系薬学)
  5. 特別シンポジウム「ダイバーシティ推進による未来型創薬研究」
幹事会、総会、情報交換会は11月15日(土)に開催いたします。
>フライヤー(PDF) poster 【一般講演】
演題は、以下の4領域(①医療系薬学、②生物系薬学、③化学系薬学、④物理・環境系薬学)で募集します。
発表形式
  • 口頭発表:制限はありません。
  • ポスター発表:学部生・大学院生に限ります。
    学部生の優秀発表賞の機会を増やすためにポスター発表を設けます。
    会場の都合上、ポスター発表は先着40演題を目安とします。
    また、発表形式の変更をお願いすることがあります。
発表時間
  • 口頭発表(優秀発表賞エントリー演題も含む):発表9分、討論3分
  • ポスター発表(優秀発表賞エントリー演題も含む):示説1時間
演題受付 演題受付を終了しました。
2025年8月18日(月)~9月22日 29日(月)16:00
優秀発表賞(口頭発表・ポスター発表)応募締切:9月22日 29日(月)16:00
九州山口支部大会の活性化を図るため、一般講演(口頭発表・ポスター発表)の中から優秀発表賞を設けています。詳しくは下の「優秀発表賞」をご確認ください。
優秀賞エントリー、ポスター発表については、予定数に達し次第締め切ります。

■プログラム概要

11月15日(土)午前 【一般講演(口頭発表)】1日目 午前 11月15日(土)午後 【一般講演(口頭発表)】1日目 午後 【学術奨励賞受賞講演】 【特別講演】 演題:「臨床研究医として取り組む免疫介在性難病の治療法と治療薬の開発」
演者:川上 純
  (長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科長、先進予防医学共同専攻リウマチ・膠原病内科学分野教授)
【会頭講演】 演題:「薬は社会を繋ぐ ―今を整え、未来を創る薬学研究―」
演者:石井 伊都子(日本薬学会 会頭、千葉大学医学部附属病院薬剤部教授・部長)
【総会および学術奨励賞・優秀発表賞(口頭発表)表彰式】 【情報交換会】 場所:長崎大学生協(長崎市文教町1-14) 11月16日(日)午前 【一般講演(口頭発表)】2日目 午前 【一般ポスター発表】 【特別シンポジウム】 テーマ:「ダイバーシティ推進による未来型創薬研究」
シンポジスト:
薬師寺 文華(長崎大学 薬学部)
加塩 麻紀子(熊本大学 薬学部)
首藤 恵子(崇城大学 薬学部)
相原 希美(長崎大学 薬学部)
山川 稚葉(九州大学 大学院薬学府)

■第42回日本薬学会九州山口支部大会へ参加される皆様へ

講演要旨集は、以下のリンクからダウンロードしてください。
ファイルにはパスワードがかかっています。パスワードは発表者・各事業所幹事にお知らせしていますので、お問い合わせください。
紙媒体の配布はありません。
【ご注意】
  • パスワードは参加登録者に付与したものですので、参加登録者以外の人には教えないでください。
  • 講演要旨の全部あるいは一部の公開・二次利用、および複製・再配布の一切の行為を禁じます。

■事前参加申し込み

各事業所代表幹事に9月下旬頃申込書を送付します。
受付開始:2025年10月上旬
受付締切:2025年10月17日(金)
振込期限:2025年10月24日(金)
参加費:一般 2,000円、学部生・大学院生 500円、高校生 無料
情報交換会費:一般 5,000円、学生 2,000円

■当日受付

参加費(会員、非会員):一般 2,000円、学部生・大学院生 500円、高校生 無料
情報交換会費:一般 5,000円、学生 2,000円(事前登録多数の場合、当日受付を行わない場合があります)

■一般発表および優秀発表賞の概要

一般講演(口頭発表、ポスター発表) 次の4領域で一般講演(口頭発表、ポスター)を募集します。
1.医療系薬学 2.生物系薬学 3.化学系薬学 4.物理・環境系薬学
発表者のうち、1名は必ず日本薬学会会員であることを要します。
口頭発表:発表資格に制限はありません。 ポスター発表:発表者は、学部生・大学院生に限ります。 なお、会場の都合上、ポスター発表は先着40演題を目安とします。
また、発表形式の変更をお願いすることがあります。
優秀発表賞 九州山口支部大会の活性化を図るため、一般講演の中から選考し、表彰します。口頭発表は学部生・大学院生、ポスター発表は学部生の発表を対象とします。年齢制限はありません。一般講演申し込みと同時にエントリーしていただきます。
1研究室あたり2名まで(口頭発表、ポスター発表それぞれ2名)
発表時間(一般演題) 口頭発表:発表9分、討論3分
ポスター:2025年11月16日(日)8:50~9:50(11月15日(土)午前中に貼付)

■一般講演申し込み・優秀発表賞エントリー方法

演題登録方法 当サイトからのオンライン登録となります。 演題登録期間 演題受付を終了しました。 2025年8月18日(月)~9月22日 29日(月)16:00
講演申込、講演要旨原稿送付および優秀発表賞へのエントリーは、9月22日 29日(月)が締切りとなりますので、ご注意ください。
優秀賞エントリー、ポスター発表については、予定数に達し次第締め切ります。
一般講演(口頭発表、ポスター発表)要旨原稿作成 「一般講演要旨ひな形(ippan-template.doc)」をダウンロードし原稿を作成してください。 原稿はPDF形式で保存したものをオンライン登録システムにてアップロードしていただきます。PDFファイルに文字化け等の無いことをご確認ください。
講演要旨PDFのファイル名は「【要旨】領域・大学名・筆頭演者名」としてください。
一般講演ポスター作成 以下の要領でポスターを作成してください。 <演題登録システム> 演題受付を終了しました。 以下のボタンより演題登録をお願いします。 演題の受領通知 演題登録完了後、ご入力いただいたE-mailアドレスまで受領通知を送信いたします(自動返信メール)。 登録後、1日経過しても受領メールが届かない場合は、登録が完了していない可能性がありますので、必ず演題募集期間中に下記事務局までメールにてご連絡ください。 登録演題の確認・修正・削除 登録内容の修正は、演題募集期間中、何度でも可能です。
演題募集期間中の演題の削除(取下げ)の場合は、事務局へご連絡ください。
演題採択通知 2025年10月下旬頃までに、演題登録時にご入力いただいたE-mailアドレスまで採択通知を送信いたします。なお、演題採択や演題発表日時については事務局にご一任ください。 個人情報の取扱いについて 演題登録にて収集いたしました情報は、事務局からのお問い合せ、抄録集やホームページへの掲載等、日本薬学会九州山口支部の運営目的以外での使用はいたしません。また、ご登録いただいた個人情報は、必要なセキュリティー対策を講じ厳重に管理いたします。

■優秀発表賞エントリー希望の演者へのお知らせ

優秀発表賞にエントリー希望の演者は、対象基準を十分にご確認いただき、ご自身の演題登録の際に、以下の点にご留意ください。 注意事項
  1. 口頭発表は学部生・大学院生であれば、どなたでもエントリーできます(年齢制限なし)。
  2. ポスター発表は学部生であれば、どなたでもエントリーできます(年齢制限なし)。
  3. 研究室単位で口頭発表、ポスター発表 各2名までエントリーできます。
  4. 審査員は、発表内容の新規性/学術的価値、発表方法/態度、質疑応答の態度、を総合的に評価いたします。
  5. 11月15日(土)の総会後に優秀発表賞(口頭発表)の発表および表彰式を行います。優秀発表賞(口頭発表)にエントリーした演者は、必ずご出席ください。
  6. 優秀発表賞(ポスター発表)の表彰は、後日賞状の郵送をもって行います。
  7. 優秀発表賞に関する追加連絡がある場合、本ページ上で行ないますので随時ご確認ください。

■九州山口支部学術奨励賞について

学術奨励賞の応募の詳細(申請様式含む)は、各事業所の支部役員・幹事にお問い合わせください。
応募締切:2025年9月8日(月)
申請先メールアドレス:award_shibu25[at]ml.nagasaki-u.ac.jp
※ [at] は @ に置き換えて下さい。

■日本薬剤師研修センター 認定薬剤師制度PECSによる単位取得について

第42回日本薬学会九州山口支部大会は、日本薬剤師研修センター認定の研修会6単位が取得できます。 大会当日は、下記を必ず持参してください。
  • 本人確認ができるもの(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードいずれか)
  • 薬剤師研修・認定電子システム(PECS)に登録後に得られるQRコード(印刷したもの)
  1. 参加される方は、日本薬剤師研修センターのホームページから薬剤師研修・認定電子システム(PECS)の登録をお願いします。登録されていない方は、受講しても単位が付与できませんのでご注意ください。
  2. 参加される方は、PECS登録で交付される本人確認票(QRコード)を印刷(QRコード全体が鮮明に印刷されていること)して持参し、両日とも、受講前後の必ず2回、「研修センター単位取得受付」のQRコード読み取り機に読み取らせてください。その際に、身分証明書により本人確認させて頂きます。
  3. 参加される方は、支部大会の参加申込が必要です。各事業所代表幹事から事前参加申込が可能です。また、当日受付も可能です。参加費は、一般2,000円になります。
注1)
スマートフォンなどに取り込んだQRコードも使用できますが、不具合で読み取れなかった場合、本人の責任となり単位は付与されません。
注2)
QRコードをお忘れの際には、単位は付与できません。
11月15日(土) 4単位
開始時受付時間:8:00~9:00
終了時受付:17:45~19:15
11月16日(日) 2単位
開始時受付時間:8:00~9:00
終了時受付時間:12:10~13:00
PECS(薬剤師研修・認定電子システム)について
https://www.jpec.or.jp/sien/system/index.html

■支部大会に関する問合せ先

〒852-8521 長崎市文教町1−14
長崎大学薬学部内
日本薬学会九州山口支部2025年度事務局
E-mail: jimu_shibu25@ml.nagasaki-u.ac.jp
URL: https://shibu.pharm.or.jp/kyushu-yamaguchi/