公益社団法人日本薬学会 関東支部

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支部長挨拶 日本薬学会 関東支部

平成23年度支部長挨拶 日本薬学会 関東支部

日本薬学会関東支部・支部長の就任にあたり、一言ご挨拶申し上げます。

 平成7年から3期15年間にわたり実施されてきました、わが国の科学技術基本計画は、本年4月から5年間の第4期計画として推進される予定であります。本計画は政府が推進する「新成長戦略〜『元気な日本』復活のシナリオ〜」を具現化する重要な計画と位置付けられています。成長の柱となる2大イノベーションの一つとして医療・介護・健康を対象とする「ライフイノベーション」が掲げられています。薬学は皆様ご承知のように、創薬、医療、衛生に関わる基礎的研究から応用・臨床に至る研究まで、実に幅広いライフサイエンスをカバーする領域であります。政府も我が国のライフサイエンスの振興と創薬に注力する方針を挙げており、薬学に対する社会の期待は非常に高まっております。

 また、第4期の科学技術基本計画におきましては、2大イノベーションを含む重要課題への対応とともに、「車の両輪」として長期的視野に立った基礎研究の推進と科学技術を担う人材育成の強化が取り上げられています。薬学分野の人材育成面では、6年制の新しい教育制度が始まって最終年度にあたる6年目を迎え、高度医療従事者としての薬剤師養成教育を受けた卒業生が初めて排出されます。併せて、創薬を担う医薬研究者・医薬開発者養成に向けた多面的な教育も本格化しています。

 こうした変革期において、我が国の薬学研究と薬学教育を発展させ、社会との関わりの中核を担う組織体として、日本薬学会の活動は益々注目されております。明治13年の設立から130年という長い歴史を有する日本薬学会の活動は、本部や各学問分野に根ざした 専門部会に加えて、全国を8つの地域に分けた支部によって支えられています。その中で関東支部は薬学会員のおよそ半数を擁する大きな組織体であり、所属する会員も、製薬産業の企業人、大学ならびに研究所などの研究員、官公庁、病院および薬局などの医療従事者など広範囲にわたっています。

 関東支部としましては、このように広範な会員の方々のご希望を取り入れ、少しでもご満足して頂けるよう工夫を凝らしながら、支部主催による各会合の開催に向けて、企画、立案、実行での組織化も図りたく考えております。本年度は「学術講演会」(日程未定)、「第55回関東支部大会」および「第4回若手シンポジウム」(10/8土 東邦大学習志野キャンパス)等の事業を実施する計画です。支部大会におきましては、基礎薬学または医療薬学に関する優れた業績を挙げた若手研究者に対する「関東支部奨励賞」の表彰も行いますので、若手関東支部会員からの積極的な応募をお願い致します。応募締切りは5月末日です。

 さらに、いままで関東支部が一貫して主催してきました一般の方を対象とした薬と健康を考える「市民講座」はお陰さまで大変好評を博しているため、本年度は恒例の春季(5/14土 長井記念ホール)および秋季(10/22土 長井記念ホール))の講演会に加え、新たな試みとして地方開催(11/19土 高崎健康福祉大学)を予定しています。このような活動を通して、広く会員外の方にも病気と健康、薬についてご理解頂けたらと考えております。

 最後になりましたが、日本薬学会関東支部長として、1年間皆様とともに関東支部の学会活動の一層の活性化に努めていきたいと思っております。支部会員ならびに幹事の皆様におかれましては、ご理解とご支援を頂きますよう宜しくお願い申し上げます。

日本薬学会関東支部 平成23年度支部長
中上博秋

日本薬学会関東支部事務局
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日本薬学会長井記念館
e-mail. kantoshibu@pharm.or.jp
  
    

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