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支部活動の概要報告及び決算 |
平成24年度事業報告(平成24年2月1日から平成25年1月31日まで)
1 支部活動概要報告
・平成24年2月14日に支部総会を開催し、平成23年度事業報告、収支決算ならびに平成24年度の役員、事業計画、収支予算案を承認した。
・第56回関東支部大会は学生を中心に700名以上の参加があり、300題近くの一般講演に加え、特別講演、奨励賞授賞講演、シンポジウム、いずれにおいても活発な討論が行われ大変盛況であった。
・第37回学術講演会は「創薬ターゲットとしてのタンパク質の構造・機能解析の新展開」と題して、大学、研究機関、製薬企業の先生方に最新の研究成果を発表して頂いた。大学、企業、病院、研究機関から幅広く参加を頂き、タンパク質の構造・機能解析の最新の研究成果について活発な討論がなされた。
・市民講座が好評で、毎回多数の聴衆を集めた。また、昨年好評だった高崎での地方講演会を今年度も開催したが、市民講座としての地方開催は終了することとなった。
・執行部を設置し、支部長会議の内容の伝達を受け、支部全体の運営にあたることとした。
・2月より、新事務局にて事務業務を開始した。
2 支部活動実施報告
1)支部総会等の開催
名称 |
日時 |
場所 |
特記すべき事項 |
第56回支部総会 |
H24.2.14 |
長井記念ホール |
57名 |
第56回支部大会 |
H24.10.13 |
昭和大学薬学部
(参加者数:758名) |
テーマ:未来の薬学
特別講演(1件)
「スマート蛍光プローブの精密開発による新たな細胞・疾患イメージング」浦野 泰照(東大院医)
平成24年度日本薬学会関東支部奨励賞受賞講演(3件)
「大腸におけるアクアポリン3の機能解析とその発現制御機構の解明」五十嵐 信智(星薬大)
「アミド軸不斉の化学−生物活性発現に寄与する立体構造の解明研究−」田畑 英嗣(帝京大薬)
「虚血性脳障害におけるプロスタグランジンE2の役割」松尾 由理(北里大薬)
シンポジウム(3件)
「日本から発信するがん化学療法」(3演題)
「地域で築く医療ネットワーク」(6演題)
「6年制薬学における基礎研究のあり方−現状・展望及び問題点−」(4演題)
一般講演295件(口頭119件、ポスター176件)
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2)事業
名称 |
日時 |
場所 |
特記すべき事項 |
第37回学術講演会 |
H24.12.15 |
長井記念ホール
(参加者数 64名) |
テーマ:創薬ターゲットとしてのタンパク質の構造・機能解析の新展開
「金属イオン配位を利用した膜タンパク質の安定化とリフォールディング」高橋瑞稀(第一三共機能分子第二研)
「膜タンパク質の精製結晶化と構造解析」村上聡(東京工業大院生命理工)
「人工細胞膜を用いた全自動イオンチャネルスクリーニングシステムの構築」川野竜司(神奈川科学技術アカデミー)
「イン・シリコ創薬技術に基づいたStructure Based Drug Designの実際」合田浩明(北里大薬)
「構造解析を目指した膜タンパク質の生産」染谷友美(理研生命分子システム基盤研究領域)
「プロテオミクスの創薬研究への応用」(アステラス製薬)横田博之
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市民講座 くすりと健康2012春季講演会 |
H24.5.12 |
長井記念ホール
(参加者数 252名) |
「くすりとの上手なつき合い方」中野重行(大分大名誉)
「震災と地域医療」山田隆司(区立台東病院院長) |
市民講座 くすりと健康2012秋季講演会 |
H24.10.20 |
長井記念ホール
(参加者数 308名) |
「糖尿病とその治療薬」厚田幸一郎(北里大薬)
「漢方は薬食同源」池上文雄(千葉大環境健康フィールド科学セ)
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市民講座 くすりと健康2012地方講演会in高崎 |
H24.11.17 |
高崎健康福祉大学
(参加者数 39名) |
「アレルギーの最近の話題」手島玲子(国立衛研)
「高尿酸血症・痛風について」金子希代子(帝京大薬)
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第5回若手シンポジウム |
H24.10.13 |
昭和大学薬学部
(参加者数 60名) |
テーマ:未来の薬学を担う若手研究者
「細胞内脂肪滴における中性脂肪の蓄積と分解の制御機構」山口智広(昭和大薬)
「GPCR構造生物:創薬プロセスへ応用可能な技術開発と研究動向について」岡田健吾(武田薬品工業)
「ヒストン脱メチル化酵素KDM2AによるリボソームDNAのエピジェネティック調節」田中祐司(高崎健康福祉大薬)
「ストレス応答キナーゼASK1の活性酸素による活性制御機構と生理機能」松沢厚(東大院薬)
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支部共催・協賛・後援 |
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3件 |
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3)会議等の開催
名称 |
日時 |
場所 |
特記事項 |
支部幹事会(第1回) |
H24.2.14 |
長井記念ホール |
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〃 (第2回) |
H24.10.13 |
昭和大学薬学部 |
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〃 (第3回) |
H25.2.12 |
長井記念ホール |
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新旧運営委員会 |
H24.2.14 |
長井記念館 |
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執行部会(第1回) |
H24.5.30 |
長井記念館 |
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〃 (第2回) |
H24.8.28 |
長井記念館 |
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〃 (第3回) |
H24.12.11 |
長井記念館 |
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〃 (第4回) |
H25.1.18 |
長井記念館 |
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監査会 |
H25.2.4 |
長井記念館 |
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支部奨励賞選考委員会 |
H24.7.27 |
長井記念館 |
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市民講座企画委員会(第1回) |
H24.3.9 |
長井記念館 |
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〃 (第2回) |
H24.5.12 |
長井記念館 |
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〃 (第3回) |
H24.9.14 |
長井記念館 |
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〃 (第4回) |
H24.10.20 |
長井記念館 |
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〃 (第5回) |
H24.11.17 |
高崎健康福祉大学薬学部 |
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〃 (第6回) |
H25.1.11 |
長井記念館 |
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薬剤師向け研修講演会WG |
H24.12.4 |
長井記念館 |
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若年層向け企画WG |
H25.1.18 |
長井記念館 |
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4)奨励表彰
名称 |
受賞者 |
対象研究 |
平成24年度関東支部奨励賞(授賞式:H24.10.13 支部大会懇親会) |
基礎薬学部門3件 |
五十嵐信智
(星薬科大) |
大腸におけるアクアポリン3の機能解析とその発現制御機構の解明 |
田畑英嗣
(帝京大) |
アミド軸不斉の化学−生物活性発現に寄与する立体構造の解明研究 |
松尾由理
(北里大) |
虚血性脳障害におけるプロスタグランジンE2の役割 |
第56回関東支部大会学生優秀発表者賞(授賞式:H24.10.13 支部大会懇親会)
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10名 |
秋本和範(昭和大薬) |
Jak2阻害剤AG490によるTRPM2活性化の抑制 |
荻原友里絵(昭和薬科大) |
ニンニクにおける有機セレン化合物の代謝過程の解明 |
加藤駿一郎(東大院薬) |
レジニフェラトキシンの合成研究 |
河合泰子(東邦大薬) |
Pd(II)触媒によるカルボニル化を基盤としたグレガチンBの合成研究 |
佐藤絢香(武蔵野大薬) |
キノン型ベンゾクロメン誘導体の合成研究 |
佐藤友美(千葉大薬) |
関節滑膜線維芽細胞におけるエストロゲンβ受容体遺伝子多型とその機能との関連に関する研究 |
清水千聖(千葉大薬) |
関節リウマチ患者の周術期における生物学的製剤使用に関する調査 |
野瀬冬樹(昭和大薬) |
Perilipin-3 (TIP47) はHL60から分化した好中球において、脂肪滴の形成とプロスタグランジンE2の産生に重要な役割を果たしている |
堀内秀眞(慶應大薬) |
温度応答機能性高分子修飾リポソームの表面物性および水和層の厚さとその効果について |
森田茜(北里大薬) |
新生仔期マウスを用いた網膜血管再形成過程の解析 |
平成24年度 日本薬学会関東支部収支決算書(平成24年2月1日から平成25年1月31日)
平成24年度 日本薬学会関東支部貸借対照表(平成24年2月1日から平成25年1月31日)
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