 |
支部事業計画及び予算 |
2025年度支部事業計画書(2025年2月1日から2026年1月31日まで)
1 支部活動の方針
1) 支部の活動概要
薬学会会員の約半数を有する関東支部では、以下を重点目標として活動に取り組むとともに、支部活動の活性化を通じ、会員数の増強を図る。
(1) 大学院生、6年制学部学生の口頭発表・ポスター発表、大学、各種研究所及び企業研究者間の学術・情報交流、地域薬剤師との連携を積極的に進めるための支部大会、若手シンポジウム、及び学術講演会を開催する。
(2) 若手研究者に関東支部奨励賞を授与するとともに、企画・運営を委ねるシンポジウム開催を通じ、若手の活性化と日本薬学会・関東支部の活動を支える次世代の担い手育成を図る。
(3) 薬剤師の学術的な研修の支援を目的として、薬剤師向け研修講演会を開催する。
(4) 「くすりと健康」に関する理解を深める目的で、市民を対象とした講演会を継続して開催する。
(5) 将来の科学技術を担う青少年を対象とした薬学に関する啓発活動として、子ども実験企画を推進する。
(6) 広報委員会を設置し、支部HPを効率の良いシステムに変更してコンテンツ内容を充実させるとともに、迅速な情報公開を可能にする。また、事務局を簡素化し、事務局作業負担を軽減するとともに人件費の節減につなげる。
2) 継続的活動
○ 支部大会
支部会員による研究成果発表、特に大学院生や学部学生による口頭発表・ポスター発表の機会を提供する。これにより、支部所属の教員と学生のみならず、各種研究所および企業研究者、更には地域薬剤師等との連携を深め学術・情報交換の場とすることで、関東支部における研究活動の活性化を図る。(年1回)
○ 若手シンポジウム
今後の薬学を担う若手研究者を育成する目的で、若手研究者らが企画するシンポジウムを関東支部大会と併催する。大学、企業、各種研究施設および病院等に所属する若手会員の研究活動の活性化を図るとともに、シンポジウムにおける質疑討論などを通じて情報交換や交流の機会を提供する。(年1回)
○ 学術講演会
薬学に関連する多様な分野の研究者を演者とした講演会を開催し、支部会員の研究活動の活性化を図るとともに、大学、各種研究施設及び企業等の研究者間での学術・情報交流の場を設ける。(年1回)
○ 薬剤師向け研修講演会
薬物治療及び薬剤師の職能に対する薬学生、薬剤師の意識啓発を目的に学術的な研修講演会として開催する。また、生涯研修をサポートする目的でPECS、日病薬病院薬学認定薬剤師制度などの研修単位が取得可能なプログラムとする。開催形式は2025年度もWeb開催とし、神奈川県が担当を行う。(年1回)
○ 市民講座
健康増進や最新の薬物治療への関心を高めてもらうことを目的として、市民を対象とした「くすりと健康」に関する講演会を春に1回開催する。著名な演者による講演はわかりやすいと好評を得ており、リピーターも多く、質疑応答も非常に活発な講演会である。(年1回)
○ 子ども実験企画
将来の薬学を担う人材の確保と社会貢献を目的とする。まだ進路が決まっていない小学生とその父母を対象とし、薬学の世界を知ってもらうための啓発活動を行う。医薬品開発に関連した内容にて体験学習を開催する。(年1回)
○ 奨励賞
若手会員の研究活動を奨励し支援することを目的とする。受賞者には原則として支部大会において活動内容を発表してもらい、関東支部の研究活動の活性化を図る。基礎研究を含む「医療薬学」から「臨床薬学」を独立分野とすることで、臨床現場での活動や研究にも目を向けていく。(年1回)
3)新たに企画する新規事業
昨年、関東支部所属の日本薬学会会員で、日本薬学会の学会賞、学術貢献賞、学術振興賞、奨励賞などを受賞された方、ならびに関東支部奨励賞を受賞された方に、オンライン受賞講演をしていただく場を設定したが、特に平日昼間では視聴者が少なく、事業活動として成功に至らなかった。そこで今年度は、関東支部奨励賞を受賞された方の業績を紹介する文章を推薦者の方に書いていただき、関東支部ホームページに掲載することを計画している。ウェブページの更新、新たなウェブページの作成は、2025年度から設置する広報委員会のメンバーが行う。
4)特筆すべき計画
・2025年度は大幅な予算減を受け入れ、人件費の削減と各事業への経費増額を積極的に行い、それぞれの継続事業を縮小することなく充実を図る。関東支部はこれまで伝統的に事務局を中心に各事業を計画・実施してきた。大幅な予算削減と事務局の簡素化にともない、事務局が行ってきた活動・タスクを軽減し、各事業の委員会中心に事業を進めていくことを徹底する。
・コロナ渦に利用率が高まったオンライン会議を積極的に取り入れ、会議の活発化を図る。
5)会員数増強に向けての取り組み
・学生時代に日本薬学会に入会したものの、卒業後薬剤師として働くうちに薬学会から退会してしまうことへの抑制となるように、若手薬剤師の奨励を目的とした「臨床薬学」分野の支部奨励賞を設ける。
・大学薬学部、薬科系大学の若手教員の中には日本薬学会会員でないケースが散見されるため、幹事などを通じて日本薬学会や支部の活動を紹介し、入会を奨励する。
・薬剤師、企業研究者、子供を含む一般市民などを対象とした研修・啓蒙活動を継続し、幅広く薬学会の活動を理解していただくことにより、会員の維持・確保ならびに将来的な会員増強を図る。
2 支部活動の具体的計画
1)支部総会等の開催
名称 |
日時 |
場所 |
参加者数 |
特記事項 |
第69回支部総会 |
2月21日 |
オンライン開催 |
152名 |
|
第69回支部大会 |
9月13日 |
日本薬科大学キャンパス |
450名予定 |
|
2)事業
名称 |
日時 |
場所 |
参加者数 |
特記事項 |
市民講座 |
6月7日 |
長井記念ホール |
150名程度 |
|
子ども実験企画 |
8月頃を予定 |
株式会社ファンケル |
40名 |
|
薬剤師向け研修講演会 |
未定 |
オンライン開催 |
100名程度 |
|
若手シンポジウム |
9月13日 |
日本薬科大学キャンパス |
50名程度 |
(支部大会に併催) |
学術講演会 |
10月24日 |
長井記念ホール |
130名程度 |
|
支部共催・協賛・後援 |
随時 |
|
|
|
3)会議等の開催
名称 |
日時 |
場所 |
特記事項 |
第1回支部幹事会 |
2月21日 |
オンライン開催 |
|
第2回支部幹事会 |
9月13日 |
日本薬科大学 |
支部大会時に開催 |
第3回支部幹事会 |
2026年2月 |
オンライン開催予定 |
|
新旧執行部会 |
2月21日 |
オンライン開催 |
新旧執行部引継 |
第1回執行部会 |
7月 |
オンライン開催予定 |
次期役員候補者、役員等選考委員候補者選出等審議 |
第2回執行部会 |
9月 |
オンライン開催予定 |
次年度事業計画、予算案等審議 |
第3回執行部会 |
2026年1月 |
オンライン開催 |
事業報告、収支計算書等審議、次年度運営体制等審議 |
監査会 |
2026年1月 |
オンライン開催 |
支部会計監査 |
支部奨励賞選考委員会 |
6月 |
オンライン開催 |
|
4)奨励表彰
名称 |
受賞件数 |
対象研究 |
関東支部奨励賞 |
6件以内 |
41歳未満で基礎薬学または医療薬学(臨床薬学を含む)に関する優れた研究 |
支部大会優秀発表賞 |
20件前後 |
支部大会の一般演題から組織委員会により選考。 |
2025年度 日本薬学会関東支部収支予算書(2025年2月1日から2026年1月31日)
|