ご挨拶
このたび、第67回日本薬学会関東支部大会を、2023年9月16日(土)に、明治薬科大学(東京都清瀬市)に於いて開催いたします。
今大会では「基礎・臨床・実務の多様性が次世代医療を創る」をテーマに掲げました。この数年の長きにわたるコロナ禍を経て、薬学教育、研究や医療を取り巻く環境は大きな変化を余儀なくされることになりました。そのような中、次世代医療を創出しそれらを支えていくために、基礎と臨床、実務領域という分野を横断した研究の多様性が求められています。この分野横断的な多様性こそが革新的で融合的な研究体制を生み出し、私たちの未来の医療を育む礎になると考えます。
日本薬学会関東支部大会は、関東甲信越地区の薬学部・薬科大学の学生と教員、製薬企業、研究機器・試薬企業、公的試験研究機関、病院・薬局で基礎・臨床薬学研究と教育に従事する方々を対象に、研究成果発表の場と交流促進を目的に開催されてきました。時代の流れに適応しながら、薬学人と関連領域の研究および教育の発展を育む一助となるべく行われてきている関東支部の主行事です。
今大会では、一般演題発表に加えて6つのテーマの大会企画シンポジウム、若手シンポジウム(併催)、特別講演、ランチョンセミナーや企業展示などを開催いたします。学生や教員はもちろんのこと、企業や公的機関、医療に従事する薬剤師の方々も、日頃の研究成果を積極的にご紹介いただく機会になれば幸いです。
この美しい緑に囲まれた自然豊かな清瀬の地で、参加者の皆様が相互に活発な議論と交流を図られ、本大会が次世代の薬学を担う医療人として未来に向けて日々邁進されていく端緒となることを祈念する次第です。
2023年4月吉日