第59回日本薬学会関東支部大会の開催に当り、ご挨拶申し上げます。本年度の支部大会は、2015年9月12日 (土) に日本大学薬学部(船橋市)を会場に開催いたします。メインテーマは、「ヒトの健康を守る薬学:基礎・応用研究と実務の調和」といたしました。六年制薬学教育も十年目を迎え、本年度入学者から「改訂モデル・コアカリキュラム」が適用され、基礎教育と実務教育の一層の調和が求められております。また、従来の問題解決能力に加えて教育能力も薬剤師に求める基本的な資質となっており、これらの力を培う機会としての卒業研究の重要性が増しております。近年、関東支部大会では、六年制課程の学部学生の参加が増えており、活発な研究発表が行われるようになってきました。日本薬学会は学術研究の推進を使命とするものであり、その最大支部である関東支部に課された役割は大きく、支部大会では多数の研究発表と活発な討論を通じて、薬学の発展に貢献したいと考えております。
本支部大会では、一般講演に加えて、6つのテーマのシンポジウム、若手シンポジウム、関東支部会奨励賞受賞講演、ランチョンセミナーを開催いたします。一般講演では、多くの学部学生、大学院生の口頭発表、ポスター発表を歓迎いたします。とりわけ、本年度は、大学院生に対する優秀口頭発表賞と学部学生に対する優秀ポスター賞を設けております。薬学部生・大学院生、大学教員はもとより、病院薬剤師、薬局薬剤師、企業関係者の方々にもふるってご参加をいただき、活発なご討論をいただくことを願っております。
第59回日本薬学会関東支部大会は盛会裏のうちに終了いたしました。
ご参加いただいた皆様、大会成功にご尽力いただいた皆様に心より御礼申し上げます。
第59回日本薬学会関東支部大会 組織委員長 本橋 重康