子ども実験企画
2023年8月1日(火)に、日本薬学会関東支部 2023年度 子ども実験企画『今日から君もおくすり博士!!』を開催しました。本企画は、新型コロナウイルス感染症のため中止あるいはオンライン開催となっていましたが、4年ぶりに現地開催が実現しました。今回は杏林製薬株式会社様にご協力をいただき、若手研究者を含む12名にスタッフとして加わっていただきました。栃木県、埼玉県および東京都在住の親子15組が杏林製薬株式会社わたらせ創薬センター(栃木県下都賀郡野木町)を訪問し、研究所内を見学させていただいた後、実験に挑戦しました。
午前中の研究所見学では、実験用のロボットなど最先端の機器が並ぶ実験室や、そこで実験をされている研究員の方々の姿を見て、子どもたちが目を輝かせているのが印象的でした。
午後には、参加者全員が5つのグループに分かれて、2種類の実験を行いました。「シュワシュワ実験」では、酸性のジュースにアルカリ性の「お薬」を入れると、「ビールのような」(発表してくれたお子様の言葉より)泡がたくさん出ることを観察しました。「くすりの溶け方実験」では、「胃の液」(酸性)では溶けず「腸の液」(中性)で溶ける錠剤を予め割ると「胃の液」でも溶けてしまうことを観察し、これらの実験を通して、お薬は水で飲むこと、勝手に砕いてはいけないことを学びました。
いずれの実験もグループごとに杏林製薬株式会社様の研究者がお兄さん、お姉さんとして実験指導を行い、皆が安全に楽しく実験をすることができました。最後には、子ども薬学博士の認定証の授与式も行われました。
杏林製薬株式会社様、本学会関東支部事務局をはじめ、皆様のご協力のおかげで、本企画が無事に終了いたしましたことに深く感謝申し上げます。
子ども実験企画実行委員長 伊藤清美(武蔵野大学)
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