2014年10月4日(土)に、第58回日本薬学会関東支部大会を町田市にある昭和薬科大学にて開催いたします。本支部大会のメインテーマは「医療を支える薬学研究力の向上を目指して」といたしました。6年制薬学教育制度のもと、本年3月には3回目の卒業生を世に送り出し、新しい薬剤師教育の点ではほぼ順調に歩んできていると思われます。一方、6年制の導入により、教員の研究時間が減少し、修士の大学院生も激減するなどして、薬学系大学の研究環境は大きく悪化しております。このような環境の中にも拘わらず、近年、関東支部大会では6年制の学部学生も数多く参加して、活発な研究発表が行われるようになってきております。薬学会の最も大きな使命は学術研究の推進であり、薬学会の最大支部である関東支部に課された役割は大きく、今回も支部大会における多数の研究発表と活発な討論を通して、薬学の発展に一層の貢献をしたいと考えております。
本支部大会では、一般講演に加え、基礎薬学系2件、衛生薬学系1件、薬理・薬物治療学系1件、薬剤学系1件、医療薬学・実務系2件の合計7件のシンポジウム、若手シンポジウム、関東支部会奨励賞受賞講演、ランチョンセミナーを開催いたします。一般講演では、多くの学部学生、大学院生の口頭発表、ポスター発表を歓迎しております。薬学部生・大学院生、薬科大学教員に加え、病院薬剤師、薬局薬剤師、企業関係者の方々も、ふるってご参加ください。