市民講座
2021年10月2日(土)の午後、日本薬学会関東支部 くすりと健康2021 秋季市民講座をオンラインで開催しました。昨年度講演予定で会った2名の著名な先生方にご講演頂きました。
まず、澤田康文先生(東京大学大学院薬学系研究科教授)に「くすりの善と悪」という演題でご講演頂いた。くすりによる病気の治療には善と悪の両面がある。善い面は「病気」を治すことであり、悪い面は「病気」をつくる、つまり副作用のことである。その副作用にも、ある人は副作用が出るが、別の人には全く出ないといったこともあり、個人差をはじめ、投薬のトラブル、服薬のトラブルが起こる原因と改善・回避方法についてわかりやすくお話頂いた。
次に、瀬義昌先生(医療法人社団至会 たかせクリニック)に「住みなれた街でいつまでも〜在宅療養とくすりのこと〜」という演題でご講演頂いた。日本は世界一の長寿国である。それはとても幸せなことであるが、医療や介護を必要とする方や認知症高齢者が増加するなど新たな課題を生じていることなどについてお話頂き、自宅や介護施設で受ける在宅医療についてもわかりやすく解説して頂いた。
春季と同様、オンラインでの開催となった。短い時間ではありましたが、おふたりの先生方のご講演を満喫し、無事に終了いたしましたことに深く感謝申し上げます。
市民講座企画委員長 横浜薬科大学 梅田 知伸
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