市民講座
2024年6月29日(土)、日本薬学会関東支部 市民講座「くすりと健康2024」を東京・渋谷の日本薬学会長井記念館 長井記念ホールにて開催し、下記の2名の先生にご講演をいただきました。今年は対面形式での開催とオンラインによる配信のハイブリッド開催を試み、60名近くの方にご参加いただきました。
まず、小原道子先生(帝京平成大学薬学部)に「日常の生活から知る薬剤師の役割と地域包括ケア」という演題で、地域医療において薬剤師がどのように患者さんや居住者と関わっているのかについてわかりやすく説明いただきました。在宅医療、災害時医療、学校薬剤師など、薬剤師がお薬に関することだけでなく、健康・医療に関して相談できる身近な存在であることについて、多くの実例も含めご紹介くださいました。
次に、南 陽一 先生(東京大学大学院医学系研究科システムズ薬理学)に「『よい睡眠』を考える ― 睡眠健診の実現にむけて ― 」という演題でお話をいただきました。「睡眠ガイド」と「睡眠検診」についてわかりやすくご講演いただきました。
いずれのお話も、参加者の関心が高く、熱心に講師のお話を聞く参加者の姿が見られました。会場やオンラインの両方の参加者から質問が寄せられ、盛況のうちに閉会いたしました。初めてのハイブリッド開催でしたがオンラインでの参加者も多く、特に関東以遠の方にもご好評をいただきました。講演会後のアンケートからも高い満足度が得られたことが伺え、ご自身のお薬に関心が高まったり、睡眠について見直す良いきっかけになったと思われます。
最後になりましたが、本講演会の開催にあたりまして多大なるご尽力を頂きました講演者の先生方、またご多忙の中最後までご参加くださいました皆様に深く感謝申し上げます。
市民講座企画委員長 帝京平成大学 大野 賢一
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