支部長挨拶 

日本薬学会関西支部の皆様
 篠塚和正前支部長の後を受け、2024年度日本薬学会関西支部長を務めさせていただく事になりました。一言ご挨拶を申し上げます。
 昨年5月、新型コロナウイルス感染症の位置づけが「5類感染症」に変わり、様々な行動制限が緩和されました。あれから1年弱が過ぎ、社会経済活動がコロナ禍前にほぼ戻ったように感じます。対面で開催される学術集会や講演会に参加することで得られる情報は、質・量ともにウェブでのそれに勝ると会員の皆様も感じておられることと思います。今年度、本支部会も基本的に対面で活動したいと考えております。
 関西支部の重要な活動の一つは、学生と若手研究者の育成・支援です。本年105日(土)に武庫川女子大学で開催される関西支部総会・大会では、学生の発表に対する優秀ポスター賞・優秀口頭発表賞、並びに若手研究者を対象とする関西支部奨励賞などの表彰事業を従来通り行います。多数の方に発表していただき、これらの賞にも積極的にご応募いただきますようお願い申し上げます。また、若手教員に招待講演の場を提供する関西薬学シンポジウム(摂南大学、開催日未定)や、有機合成化学協会関西支部との共同主催事業「第44回有機合成若手セミナー:明日の有機合成を担う人のために」(大阪公立大学、81日)などを企画しています。さらに、実務実習事前教育の一環として、関西支部所属14大学と薬局が連携して実施してきました関西支部独自の在宅医療推進教育プログラム(略称:HOPEプログラム)を継承します。昨年度、本プログラム参加者に修了証を授与しました。今年度もこれを継続して実施します。
 また本支部は、会員への情報提供や、会員相互の情報交換にも力を入れております。従来は1月に開催していた特別講演会を、今年度は支部大会のなかに組み入れ、薬学会関西支部主催特別講演として開催いたします。さらに、薬剤師のみならず一般市民を対象に健康と薬に関する最新の情報を提供する市民公開講座(本年秋〜冬の開催を計画中)も継続して開催します。
 このような多様な取り組みを通して、薬学に関する学術の進歩および普及をはかり、もって学術文化の発展に寄与することを目指してまいります。これらの活動がますます充実・発展し、それが魅力となって会員の更なる増加につながることも併せて願っております。
 以上、今年度の主な活動内容を簡単にご説明させて頂きました。支部会員の皆様のご支援をお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
 

日本薬学会関西支部  2024年度支部長 赤井周司
 2024年度 世話幹事会メンバー
支部長 赤井 周司* 大阪大学大学院薬学研究科
副支部長(大学) 加藤 博章* 京都大学大学院薬学研究科
副支部長(企業) 竹内 淳 小野薬品工業株式会社
会計 掛谷 秀昭 京都大学大学院薬学研究科
会計 青木 俊二* 兵庫医科大学薬学部
庶務 中村 任 大阪医科薬科大学薬学部
庶務 荒井 雅吉* 大阪大学大学院薬学研究科
庶務 黒田 幸弘* 武庫川女子大学薬学部
監事 山脇 健二 塩野義製薬株式会社
監事 坪井 克憲* 住友ファーマ株式会社
 *印は新任
 

日本薬学会関西支部事務局

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